NO.8「おなみだぽいぽい」

はるちゃんの絵本の本棚から

File Number.8は

「おなみだぽいぽい」 ミシマ社

ごどうみづき

発行年月日 2017年7月8日

ポイントは

「折り合いのつけ方」 です🍀

 

授業のとき、先生の言うことがわからなくて

なみだがこぼれるネズミちゃん。

一人ぼっちの場所で、涙とはなみずが出てきて、お気に入りのハンカチがずっしり重くなります。

そして、そのハンカチを天井の穴めがけてなげるのです。

隠しておいたパンのみみを食べるけど、涙が止まらなくて、パンのみみでぬぐってまたなげました。

すると!

そのパンのみみをトリがキャッチ。

その後も、たくさん泣いて、たくさんなげます。

独特の画風で描かれた絵は鮮やかで、見るものを惹き込んでいきます。

 

今日は小学生の入学式🎒

 

この絵本は以前、私がPTA会長のときの

入学式の挨拶でご紹介した絵本です。

その時の詳しい内容はこちら⇩

入学式挨拶@PTA会長

この絵本との出会いは2018年。

【NPO絵本で子育てセンター 絵本講師】の受講で東京へ行ったときに立ち寄った

茗荷谷にある『こどもの本屋 てんしん書房』さんで

教えて頂きました。

店主の売りたい絵本しか置かない本屋さん。

 

そして、私の滞在中にも

学校帰りのたくさんの子どもたちが、

ドアをガラリと開けて

「ただいまー」とか、「さよなら(^^)/~~~」と声をかけていく本屋さん。

 

現在、東京は感染者数が日に日に増え

お店としても、安全のために閉めるか

子どもたちの居場所のために開けるか

苦悩の日々が続いていることと思います。

 

悲しくて悔しくて、どうしようもない気持ち。

その気持ちを整理していくために、自分で折り合いをつけていく。

そんな毎日なのでは?

と、想像しています🌊

 

まだ、解決するには時間が必要ですが、

様々な環境が落ち着いて

はやく涙がからりとかわく日がきますように🐀

 

北海道から、絵本と子どもたちを愛する書店さんに想いを馳せて🌿